2週間しかない春休み。もう半分終わってしまいましたね。我が家の 新小4・小2になる兄弟は春休みを満喫中です。
初めてキッザニア東京のEnglish Wednesday(第2部)へ行ってきました。
長期休暇の時期は特に 前もっての予約が必須だと思っていたのですが、第2部(16時〜)なら連日予約可能となっていました。直前にふと思い立っても行けるのは気楽で良いですね。入場前日の23:55までキャンセル可能(別途手数料205円)という点も良心的です。
キッザニアのイングリッシュ・ウェンズデーとは
English Wednesday! は、街中の半数以上のアクティビティが英語で行われる毎週水曜日のプログラムです。青いポロシャツを着たイングリッシュスピーカーのスタッフが街の中を歩き、こども達の「生きた英語体験」をサポートします。
アクティビティを終始英語で体験できるEnglish@KidZania(E@K)
普段は5種類程しか実施されないE@Kプログラムが、毎週水曜日のイングリッシュ・ウェンズデーでは40種類以上実施されています。
当日はその存在をすっかり忘れていましたが、上の写真のような青色ポロシャツの外国人スタッフが歩いていたのを見た覚えがない・・。どこかに行けば会えたのでしょうか。基本的に英語を聞く・喋る機会は、E@Kアクティビティに参加している間だけでした。
利用者の中に、海外から遊びに来ている様子の外国人家族を何組か見かけました。日本独特の職業や接客を体験できるので、子連れ家族の来日時の観光スポットとしてすごく良いなあと思いました。
今回体験できたアクティビティ
※はE@K Activity
- 電子マネーセンター
- ハンバーガーショップ※
- 科学研究所※
- クライミングビルディング(メンテナンス)※
- ロボット研究開発センター
- 病院(外科手術)
- 銀行
当日入場までの流れ
キッザニア第2部のスタートは16時ですが、10時過ぎから整理券(入場順番カード)の配布が始まります。早く入場できればそれだけ体験できるアクティビティも増えるので、そこは頑張りどころなのですが・・ 我が家が到着したのは13時💦 受け取った整理券はD-39で、おそらく前に200組はいたと思います。
15時過ぎに指定された場所に行くと、会場入り口から伸びる長蛇の列。我々の後ろにも延々と列が伸びていました。やはりキッザニア人気は健在のようです。
15:40入場
我が家が入場できたのは、15時半の開場から遅れること10分。入場してすぐにお菓子工場(オリジナルハイチュウ作り)へ向かうも、既に当日中の予約受付は終了していました。その後も次々と、絵の具屋や眼鏡ショップが予約受付終了。やっぱり人気のアクティビティを体験するためには、もっと早く整理券をもらわないとだめみたいです。
ハンバーガーショップ予約
まずは兄弟揃って体験希望のハンバーガーショップを予約。予約をするのにも少し列ができていましたが、16時半の予約ができました。
予約は同時に2つ以上はできないので、ハンバーガーショップの時間までできることを探します。
電子マネーセンター
16時の開店と同時に、電子マネーセンターへ。ここでは、あらかじめキッゾ(キッザニアの通貨)を入金しておけば、カードをかざすだけでショッピングが楽しめる e-KidZoカードを作ることができます。
銀行は、口座開設をすると キャッシュカードやお財布がもらえるので、特に開場後すぐは大混雑。一方電子マネーセンターは空き空き。すぐにJCBマークの入った電子マネーカードをゲット&入場時にもらったトラベラーズチェックをチャージして、兄弟はホクホクしていました。ATMのような機械にカードをかざして残高をチェックできるのも、ちょっと大人の世界に足を踏み入れたようで楽しそうでした。
お仕事相談センターでアルバイト
ちょうど電子マネーセンターの入り口付近に置いてあったアルバイトアクティビティ情報のチラシをチェック。(キッザニア入り口の目の前のリクルート横にもあります)
チラシの中から兄弟が選んだのは、お仕事相談センターの「交通量調査」のアルバイト。16時半のハンバーガーショップの予約までにアルバイトできるかを確認し、OKをもらってから早速 本日初のお仕事開始!!
・子どもの通行人数
・キッザニア特製の緑財布を首にかけている人数
上記を兄弟で手分けして5分間調査するアルバイトです。(所要時間15分)
お仕事相談センター内で簡単に説明を受けてから、ストップウォッチと数をかぞえるカウンターを持って通りに出てきた兄弟。そのままお仕事相談センター入口横に置かれた丸椅子に座り、黙々と業務に取組んでいました。
親からすると、キッザニア一発目の仕事が随分地味~とも思いましたが、本人達はとても真剣な表情で取組んでいました。
モスバーガーでてりやきバーガー作り
予約3分前にアルバイトを終え、すぐ斜め向かいのモスバーガーへ。
受付時にもアレルギーの有無を聞かれましたが、ハンバーガーを作る各工程で、スタッフが必ずガラス越しの保護者に食材を見せて再度確認をしていました。
こちらはE@Kアクティビティのため、日本人スタッフによる終始英語での体験。
「レタスをこれくらいの大きさにちぎって重ねてね」
「ハンバーグをタレにひたしてからのせてね」
「レタスをのせたら、上にマヨネーズをのせてね」
「パンで挟む前にもう一度タレをかけてね」
このような指示がすべて英語でした。
英語のわからない小さい子には日本語でも教えてくれていたようです。
お料理に興味があるものの、普段母には「入れる」「混ぜる」程度のお手伝いしかやらせてもらってない兄弟。初めて作った自分のハンバーガーに興奮気味でした。
できあがったハンバーガーを持ったまま 次の予約へ
予約していたハンバーガーショップの体験が終わったので、早速次の予約を取ります。ハンバーガーを食べるのは予約を取った後で。
お次は、木登り大好きな次男の第1希望・クライミングビルディング(キーメンテナンス)を予約することに。
クライミングビルディングには「キッゾを支払ってクライミング体験」と「ビルに登って鍵のメンテナンスをするお仕事」があり、受付でどちらか聞かれます。
次男の希望はメンテナンスのお仕事。1時間半後の18時半の予約となりました。
メンテナンスのお仕事は定員3名で所要時間が30~40分とやや長めなので、予約受付が終了したのもやや早めでした。体験希望の場合は早めの予約がおすすめです。
科学研究所で菌の研究
予約でない場合は、次の回が始まるまで本人が受付に並んでいる必要があります。
イベント(飲食)スペースで てりやきバーガーを急いで食べてから、お次も次男の希望の科学研究所へ。次男は最近よく「将来は菌を研究する人になりたい」と言っていたので、このアクティビティはドンピシャでした。
17:40の回が始まるまで、20分くらいベンチで待ってからの体験となりました。
こちらではビーカーやスポイト・顕微鏡などの本格的な器具を使って、実験や研究を体験できます。
お腹の中に見立てた色付きの液体の中に、良い菌を入れると透明になるという実験や、悪いうにょうにょの菌を顕微鏡で観察したりしたそうです。白衣を着た子供たちはどこかキリっとカッコよく見えました。
途中 はとバスツアーが通りかかり、ガイドさんが「こちらはかがくけんきゅうじょです。わたしたちの体にやくだつ菌がみつかるといいですね~」とアナウンスしていました。
こちらの科学研究所は、事前にチェックしたE@Kアクティビティの一覧になかったので 日本語での体験かと思っていたのですが、実際にはネイティブスピーカーによる指導でした。
菌の研究という普段は聞かない単語が頻出したこともあり、長男もリスニングにやや手こずったようです。良い経験になりました✨
最後はみんなでヤクルトを飲んで終了~。
クライミングビルディング(キーメンテナンス)
科学研究所の体験が終わってから少し時間が空いたので、サラダショップ併設のお店でちょっとしたお惣菜を買って腹ごしらえ。その後 電子マネーセンターへ行き、これまでに稼いだキッゾをチャージしてからすぐさま残高チェッカーで残高を確認し、ホクホクしながら クライミングビルディングへ向かいました。
クライミングビルディングのメンテナンスは、ビルの管理・点検を行うお仕事で、合い鍵を作って鍵を交換するアクティビティです。6才以上かつ身長120センチ以上という制限があります。
ちなみに生活救急車の文字のある右側がメンテナンス用の壁で、左側がクライミング体験用の壁です。
まずは車に乗り込み、合い鍵作り。車は動きません。
鍵の準備ができたら、上履きを借りて1人ずつ順番にクライミングを開始します。のぼった先のヘルプに1人・足を滑らせても落ちないように命綱を引っ張ってくれるスタッフが1人の合計2人体制で補助してくれるので安心です。
それにしても小さい頃はかなりの慎重派で、ほんの数センチの段差も後ろ向きに下りていた長男が、こんなに高い壁を登れるようになるなんて・・・子供の成長を感じ、ちょっと感動してしまいました✨
クライミングビルディング(キーメンテナンスのみ)もE@Kアクティビティです。始まる前に英語がわかるかどうかの確認をされたようです。おそらく他のアクティビティと違って少々危険を伴うので、大事なポイントは日本語が必要かどうかの確認だったのかなと思います。
「右に回して、左に回して(合鍵を作る工程で)」
「ゆっくり気をつけてのぼってね」
「危ないからきちんと座って待っていてね」
のような指示が英語でされていました。上に登ってからの鍵の交換も含めて、終始英語だったそうです。担当は日本人男性スタッフでした。
最近ではボルダリングができる施設が増えてきましたが、さすがにここまでの高さのクライミングは普段はなかなか体験することができないので、今回キッザニアで体験できたのは良かったなと思いました。次男の一番の思い出のアクティビティとなりました♩
19:20 動物病院の予約受付終了
クライミングビルディングが思っていたよりも時間がかかりました💦終わってからすぐに長男の第一希望の動物病院へ向かうも、残念ながら予約受付終了の看板が出ていました・・。気持ちをすぐに切り替えて、第二希望の病院へ!
病院には「医師」「看護師」「薬剤師」「救急救命士」があって、こちらはまだすべて予約OKでした。次男は救急車に乗れる救急救命士が良い~と言っていたのですが、これまで自分の希望アクティビティをやらせてもらっていたので、自ら長男の希望に譲ってくれました。
長男の希望は「医師」の中の肺がん手術。最終回の20時半の予約が取れました~。ギリギリ!!
「医師」には、その他白内障の治療をするお仕事もありました。病院の中にもいろいろなお仕事があるんだとわかる良いシステムですね。
ロボット研究開発センターでプログラミング
病院の予約前までにできるお仕事を急いで探します。どれも次の回が20時スタートのものばかりで、そうすると病院の予約と重なってしまうため受け付けてもらえません。
運よく19:50スタートのロボット研究開発センターに並ぶことができました。まだ前の回の途中でしたが、6人定員のところを2人だけでやっていました。あまり人気がないのかな??それでも、プログラミングも兄弟の希望の候補の1つだったのでラッキーでした♩
ロボット研究開発センターでは、3人グループになりチームでお仕事します。
専用のアプリの入ったタブレットを使って、ドコモの店頭で接客できるロボットのプログラミングをします。実際にロボットが接客をする「変なホテル」 が全国展開していますよね。ずっと未来だと思っていた世界がもうすぐそこにあるんですね~。
ロボットのプログラミングなんて、子ども達にそんなことができるの?と思いますが、今どきの子はタブレット操作も慣れていて、サクサクこなしていた感じです。おすすめ年齢が6才からとなっていますが、上の写真の開発指示書のアイコンの文字が読めないとちょっと難しいのかなと思います。
相手チームのプログラミングしたロボットで、実際にマイクの声で指示通りに動くかどうかの確認をして終了となります。
これまで稼いでいたキッゾを、すぐ隣の電子マネーセンターでチャージしてから病院へ向かいます!子どもって自分のカードにお金を貯めていくのが楽しいみたいです。実際にお金を稼ぐことはまだできませんが、本物の口座とキャッシュカードを作ってあげて、お年玉やおこずかいを自分で入金・管理させるのもお金教育としてありかも!と思いました。
病院の医師として肺がん手術を体験
待ってましたの長男希望のお仕事体験です。
これまでのお仕事の制服は そこまで特別感を感じるものがなかったのですが、手術着姿は母としては一番満足度が高かったです。
同じ病院でも新生児のお世話をする看護師のお仕事はE@Kアクティビティですが、外科手術は対象外でした。
こちらでは内視鏡手術で肺がんポリープを切除します。最初に、両手を顔の高さに揃える外科医のお決まりポーズをして入室してきたのが可愛かったです。E@Kアクティビティではありませんが、最初の自己紹介だけ英語でしていました。
事前にポリープを切除する手術器具の練習をしてから、いざ手術へ。
お腹の中をカメラで映す係・ポリープを切り取る係・ポリープを受け取るお皿を持つ係を、三人で順番に交代して体験します。
カメラで映しだされる映像をテレビ画面で確認しながらの作業はなかなか難しそうで、狙ったところではない部分をブスブス刺してしまったり、せっかく切り取ったピンクのポリープがコロコロと転がってしまったりのハプニングが続き、ちょっと笑ってしまいました。
新生児室・外科手術室は通りに面しているので、ガラス越しに様子を見ることができるのですが、薬剤師のお仕事体験は直接見られない場所で行われるので、保護者はモニターで確認することになります。
2人とも医師体験もとても面白かったようで、今度来た時には眼の手術と救急救命士のお仕事もしたい!と言っていました。
20:50 最後に銀行へ
病院での医師体験が意外と早く終わったので、最後に行くつもりのなかった銀行へ並びました。公式にも営業の前後30分は混雑すると案内があるように、長蛇の列ができていました。それでも21時までは列に並ばせてくれるようです。
キッザニアの銀行は年利10%というのも夢がありますよね。使うよりも貯めたい派の長男は、利息の説明をすると目を輝かせていました✨キッザニアは本当に勉強になりますね。
付き添いの休憩は劇場がおすすめ
ファッションショーやお笑いライブが行われる劇場は、飲食OKです。
子ども達も1日中遊びまわって疲れていましたが、付き添う母も相当疲れました・・。翌日は全身筋肉痛になった程。(←日頃どんだけ動いてないんだ!笑)
子ども達がお仕事体験中は、他のアクティビティの混雑状況を確認したりと動き回っていたからだと思います。後半はちょこちょことお惣菜を買って、劇場でゆったり座りながら休憩していました。
子ども達がロボットプログラミングを体験している間も劇場へ行って休憩していたら、たまたまお笑いライブが始まりました。3組だけの参加でしたが、参加者全員女の子!女子は度胸があっていいな~としみじみ感心してしまいました。自分の子が出ていなくても、お笑いライブはとっても楽しかったです。
うちの兄弟は恥ずかしがり屋で少し生真面目なところがあるので、絶対無理だろうな~。いや、逆にここで壁を壊すのもありか?なんて考えながら鑑賞しました。
キッザニアの英語はどうだった?
English Wednesday !ということで、英語で体験できるお仕事が多い点が良かったです。次回もできれば水曜日に遊びに行きたいなと思いました。
とは言っても、自分から英語を話す機会は自己紹介くらいで、ほとんどは英語の説明を聞くのがメインだったようです。アウトプットを促すことは期待できないかな。我々が参加した日はネイティブスピーカーもほとんど見かけなかったのも残念でした。
それでも、勉強としてではなく楽しみながら英語に触れることができる機会は貴重ですよね。英語を始めたばかりの子でも問題なく楽しめそうです♩
ネイティブスピーカーとのアウトプットが希望なら⇩
子ども達は帰り道からずーっと「またキッザニアに行きたい!!」と言っています。まだまだ体験したい職業があるそうです。次は夏休みかなー。
キッザニアは小さい子には小さい子の楽しみ方があり、成長に合わせてお勉強の要素を含む体験もできるところが本当に魅力的だと思います。次回はコンサルタントや新聞社のお仕事なんかも体験してほしいなと思います。